ISO/IEC 15416

一次元ラベルコードの規格
一次元コードの検証規格 ISO 15416 では、コードとグレードに割り当てられた高さの範囲内で 10 個のラインを個別にスキャンする必要があります。スキャンラインは、7つの異なるパラメータをテストして評価します。最も低い評価パラメータが個々のスキャンラインの総合グレードとなります。正式なグレードは、すべてのラインスキャン評価の平均です。
最初の3つのパラメータ(最小反射率、復号、最小エッジコントラスト)は、合否で評価します。スキャンラインの最小反射率、デコード、または最小エッジコントラストが不合格の場合は、自動的に「F」グレードになります。3つすべて合格すると、ソフトウェアはシンボルコントラスト、変位幅、欠陥、デコードの容易度パラメータの評価に進みます。それぞれに「A」から「F」の評価がされます。全パラメータの評価が終了すると、10個すべてのスキャンの平均でバーコードの正式評価が決まります。
ISO/IEC 15416 品質パラメータ
最小反射率は、スペースから反射される光が必要な比率を満たし、バーの色が十分な濃さであるか確認します。 | ![]() バーが明るすぎる |
エッジコントラストは、周辺のバーとスペースの間の偏差を測定します。 | ![]() 背景が暗すぎる |
変位幅は、コントラストにおける局部的なばらつきを示します。 | ![]() 局部コントラスト |
復号は、標準の基準解読アルゴリズムを使ってコードが読み取れるかどうかを確認します。 | ![]() シンボルが読み取れる?はい/いいえ |
欠陥とは、1つのバーまたはスペースに影響を及ぼす印刷エラー、汚れ、 またはマーキングなどです。 | ![]() 異常 |
デコードの容易度は、バーやスペースの幅が適切か正確に評価します。バーコードの幅が広いまたは歪んでいると、デコードの容易度のグレードが低くなります。 | ![]() バー幅大/小または歪み |