2DMax は、二次元ダイレクトパーツマーク (DPM) のコード品質に対する様々な劣化に対応する二次元コード読み取りアルゴリズムです。PowerGrid 搭載 2DMax は、テクスチャおよび幾何学データの両方を組み合わせることにより、欠損のあるクワイエットゾーン、ファインダパターンおよびクロッキングパターンを含む低品質の二次元コードを確実に読み取ります。2DMax は、読み取りが最も困難な損傷が激しいコードでも、優れた二次元コードの読み取り率と精度を提供します。
PowerGrid 搭載 2DMax は、データマトリックスコードに不可欠な要素が欠損または損傷している場合でも、二次元コードを正しく読み取ることができます。従来の画像ベースのバーコードリーダは、形状ベースのアルゴリズムを使用して、ファインダパターンとクロッキングパターンを検出し、データマトリックスの正しいコード方向とモジュールサイズを判断しています。クワイエットゾーンが消失している場合やファインダパターン、クロッキングパターンが隠れていたり、欠けている場合には、第二のテクスチャベースのアルゴリズムがコードの識別と読み取りに必要になります。2DMax は、形状ベースのパターンサーチと、テクスチャベースの分析(シーンを調べ、クラスター化されたデータモジュールから類似のテクスチャを見つけ出す)を組み合わせています。モジュールが検出されると、モジュールのサイズとデータマトリックスのサイズを調べます。続いて、従来の2DMaxコード読み取りアルゴリズムがデータを読み取り、デコードします。