充填済みシリンジの寸法検査
充填済み注射器の寸法と体積を簡単測定

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スペースに限界のあるアプリケーションに最適な超コンパクトなビジョンシステム

Advanced imaging technology for greater depth-of-field, faster line speeds, and improved code handling
充填済み注射器には、シリンジプランジャストッパーとシリンダ内の液面までの距離など、次工程に進む前に確認する必要のある様々な寸法があります。
完全に機能するシリンジは、同じモデルであっても、バレルの長さ、プランジャーの長さ、フランジの厚さ、バレル内側と外側の直径が異なります。シリンジプランジャストッパーは、バレル内の液体にほとんど触れていないようにする必要があります。その位置が正しくないと、近すぎれば漏れや汚染が発生し、遠すぎれば、プランジャーロッドが突き出ての梱包に問題が生じる可能性があります。ヘッドスペースが十分にあるかどうかを判断するには、体積またはシリンダの端点からストッパまでの距離を測定する必要があります。
シリンジの寸法測定はすべて、強力でコンパクトな In-Sight 8505P ビジョンシステムを使用して行うことができます。ガラスの反射や屈折、ストッパと液体の複雑さに対応するには、ハイダイナミックレンジプラス (HDR+)技術を搭載している In-Sight 8505P が適しています。この画像形成技術は、ハレーションと画像ノイズを低減し、エッジのコントラストを向上させ、露光時間を短くしながら寸法精度を向上させます。HDR+ が標準 HDR と異なるのは、高速移動する部品から1回のスキャンで情報を取得できる点です。標準 HDR が同じ結果を得るには、対象物を静止させ、複数の画像を取得する必要があります。