錠剤とピル検査

コンベヤ上のパッケージから損傷のある錠剤や異物を自動検出

コンベヤ上の錠剤の欠陥を検出するビジョンシステム

関連製品

VisionPro ViDi Software inspecting computer mouse on monitor

VisionPro Deep Learning

ディープラーニング採用の工業用画像解析向けグラフィカルプログラミング環境

In-Sight D900

In-Sight D900

ディープラーニング採用In-Sight ViDi画像処理ソフトウェア搭載

一定量の薬を口から摂取するには、錠剤(一般的にはピルと呼ぶ)を飲む場合が多いでしょう。錠剤は、錠剤プレスで製造され、その後コーティングされます。

錠剤は、経口投与薬の最も一般的な形態です。錠剤は、ボトル詰め、ブリスタパック包装、その他のパッケージ化が行われる前に、外観欠陥検出を行い、寸法、表面の質感、形状、色などの特長が仕様を満たしていること、表面欠陥がないこと、ラベルの成形および印字が適切であることを確認します。1つでも異常があるか、または容器を汚染する可能性のある異物の混入が発見された場合は、損傷のある錠剤または汚染物を取り除く必要があります。

異物や損傷のある錠剤の混入や、誤った錠剤が容器に混入していれば、リコールの対象となるばかりでなく、売り上げ損失や、評判を失うことにもなりかねません。

容器に入れられる錠剤は、両側から検査されます。錠剤は外観が複雑なため、一般的には外観検査は手動で行われますが、人間の目では欠陥を見つけるのが難しい場合があります。欠陥の可能性があるものの数や、異物の種類は膨大です。反射性のあるコーティングの場合は、損傷がなくてもあるように見えることがあります。その結果、従来のマシンビジョンでは効率的な検査が行えず、手動による検査が行われることになります。

コグネックスのAI搭載テクノロジは、大量の錠剤を高い精度で検査するという課題を解決します。許容範囲内の錠剤を様々な角度から撮影した画像を登録します。次に、欠陥検出ツールで、錠剤の異常を検出します。元の登録画像に含まれていない場合でも、許容範囲内のすべての錠剤を一次包装工程に渡します。

こうして、損傷のない錠剤のみが最終的な消費者に届き、ブランドの評判を高め、リコールリスクを最小限に抑えることができます。

 

マシンビジョンによるコンベヤ上のカプセルの合否検査結果

 

注目のコグネックス製品

製品のサポートやトレーニングなどの詳細を見る

マイコグネックスに参加