冷凍ピザのソートと検査

ピザのタイプ、適切な材料、物理的な汚染物質がないことを自動的に確認

ピザの不良を検査するビジョンシステム

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冷凍ピザは市場で非常に競争の激しい消費者向け食品です。見た目が美しく、対称的なピザを最小限の廃棄物で安定して生産することが最も重要です。ピザは、調理済みの丸い生地がコンベヤの上を移動しながら、ソース、チーズ、および様々なトッピングを乗せるという工程で大量に作られています。その後、ピザは、トンネルフリーザーやスパイラルフリーザーで急速冷凍されます。

生産率が高いものの、材料の配置とボリュームは正確ではありません。パッケージされる前に、各ピザの外観検査を行って、ピザの種類、ペパロニなど特徴的な材料の数、物理的な汚染物がないことなど、様々な基準を満たしていることを確認する必要があります。

ほとんどの食品と同様に、ピザの外観は大きく異なります。ペパロニスライスの位置は特に決まりがなく、その他の材料もどこに配置されていても構いません。ただし、ほかのピザの材料が乗っていたり、プラスチック片などの物理的な異物が乗っているべきではありません。従来のマシンビジョンは、許容可能なバリエーションとそうでないものの区別が困難でした。また、広範な不良の可能性にも対応しきれていませんでした。

コグネックスのAI対応テクノロジは、冷凍食品の自動検査アプリケーションに理想的なソリューションです。種類の異なるピザの画像の登録と、トッピングの分布を登録するツールを別にして、要件を満たすピザだけを通過させるのに必要な区別の仕方を学習します。

パーツの検索ツールには、適切な数のペパロニなどのトッピングのあるピザの画像をいくつか登録します。次に、下のソースやチーズは無視し、接触したり、重なっている場合も含めて、ペパロニを特定し、位置を確認して、計数します。トッピングの数が既定の範囲外となっているピザは、取り出されます。

欠陥検出ツールには、トッピングに大きなばらつきがある場合も含めて、許容範囲内のピザの画像を登録します。次に、下のソースやチーズは無視して、ピザの種類に適さないトッピングを含む、物理的な異物を検出します。最終的には、消費者が夕食に購入したミートシュプリームピザにキノコが乗っていないようにしなければなりません。

分類ツールは、工場で生産される全種類のピザを全範囲でラベル付けした画像を登録します。次に、各タイプを区別して選別し、適切なパッケージラインに送り、確実に在庫として保管されるようにします。 これらすべてのツールを使用することにより、メーカーによる加工食品の自動検査が可能となり、最高品質の製品のみが工場から出荷され、消費者の食卓に届きます。

 

ペパロニピザの合否検査結果

 

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