自動車の計器類製造での検査

画像処理システムを使用した、サイクルタイム要件を満たす自動車計器類の検査

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スピードメーターとタコメーターのメモリが印字されているプラスチック製の板「appliqué」は、自動車の計器類を製造する上で重要な部品の一つです。「appliqué」は、自動車の振動にも耐えられるよう所定の位置に正確に固定することが重要です。それは、「appliqué」の位置が振動によってズレてしまうようなことがあると、スピードメーターとタコメーターの値が狂ってしまう可能性があるからです。通常、「appliqué」の位置は作業員が目視で確認しています。しかし、繰り返し作業を続けることにより、作業員の疲労や集中力の低下により、正確性を欠くこともあり、常に安定した検査を実施することができませんでした。

正確な位置決めと取り付けを実現

Cognex® In-Sight® Micro 画像処理システムを計器類製造の検査工程に導入することで、正確な位置決めと取り付けを実現します。In-Sight Micro はコグネックスの特許技術である幾何学パターン照合アルゴリズム「PatMax」を搭載し、製造上のばらつきに関わらず、それぞれの特徴の位置を正確に検出することができます。この機能を使って、各「appliqué」の2個のプラスチックのつまみを検索します。このつまみが見つからない場合、「appliqué」はクリップの背後ではなく上部に取り付けられており、正しく貼り付けられていないと判断されます。

各部品は、オペレータにより手動で検査装置の上に投入され、検査完了後に取り出されます。検査結果は PC のモニターで見ることができ、すべての結果は工場のデータ収集システムに送信され、工程をモニターするのに使われています。不良部品は、オペレータが「取り出し確認」キーを押して手作業で装置から取り出されます。画像処理検査の時間は部品当たり 500 ミリ秒しかかからないため、各部品は40秒以内という短い時間で簡単に投入、検査、取り出しができます。自動車の計器類の製造工程にIn-Sight Micro と PatMax を使用した画像処理検査を導入することで、、アセンブリエラーと部品回収を排除することができます。
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