セル積層高さ計測
三次元画像処理で、積層されたEVバッテリーセルシートの高さを測定

梱包時、パウチセルは角型ケースに積層されます。EVバッテリーとして適切に機能するためには、これらのセルが均一かつ完全なアライメントで積層される必要があります。そのためには、モジュールケース内部に配置されるアルミニウムパウチ間の高さ差分を三次元変位センサで測定し、すべてが平坦であることを確認します。これには、重要な寸法を測定する高い精度が要求されます。
寸法測定には、2台のコグネックス DS1000 3D センサをケース上部で移動させてxとzを測定します。z 寸法を測定して比較することにより、センサはセルシートの高さの違いを検出できます。また、センサは2つの垂直エッジ (x 寸法) の間のギャップの幅を計算して、設定された許容範囲内に入っていることを確認します。正確な測定値は、品質管理とプロセス制御のために、プロファイルデータと共にエクスポートして、上流のオートメーション装置を調整できます。