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シーリングリングの検査―高圧環境でも安全を保証

Hänggi

Industry:
自動車
    Location:
    Bettlach, Switzerland
      Customer Objectives:
      • Maintain testing speed of two parts per second (7,200 parts per hour) and precision of .004 millimeters
      • Run highly accurate surface inspections and parts dimensioning verification
      • Remain competitive by optimizing efficiency of production line
      Key Results:
      • Achieved precise detection of faults and extremely fast transmission of control pulses
      • Eliminated the need for laborious and time-consuming preprocessing of image data
      • Expedited application development for new product requirements
      • Overall – improved quality, increased manufacturing speed, lowered production costs, and shortened delivery times
      Cognex Solution:

      iTech Engineering社におけるiNSPEC 50とVisionProによるシーリングリングの検査

      最近の自動車用噴射ポンプでは、燃料が2,000バール(1cm2あたり約2,000kgf)を超える非常に強い圧力で、シーリングされた部品に吹きつけられます。こうしたことから、シーリングリングの製造では、精度の高さが最優先されます。iTECH Engineering社(スイス、ベットラッハ)の新しいiNSPEC 50検査システムは、驚異的なスピードで検査を実行しつつ、1,000分の1mm単位の表面欠陥を検査します。

      プレス加工部品メーカーとして有名なHänggi社は、他の自動車部品サプライヤとの競争において、スピードと精度を最も重要視しています。同社は、iTECH Engineering社と協業し、部品の品質向上と、製造プロセスのスピードアップを図るソリューションを導入しました。iNSPEC 50検査システムは、表面品質と正確な部品寸法の基準に従って、燃料噴射ポンプ用の金属シーリングリングを検査します。このシステムは、シーリングリング表面の傷や汚損を探します。寸法検査では、部品の内径と外径を測定します。iNSPEC 50は、標準で1秒あたり2個、つまり1時間で7,200個の部品の検査速度で動作し、測定精度は4,000分の1mmです。

      コグネックスのVisionPro®ソフトウェアを利用すると、完璧な画像処理が実行されます。それにより、不良特性の正確な識別、製造タクト内での十分高速な検査が実現できています。

      インテリジェントな管理と正確な追跡
      iNSPEC 50では、パーツフィーダを用いて、部品がバルクマガジンから搬送コンベアに供給されます。ここで、シーリングリングが、搬送コンベア上に約5cm間隔で配置されます。そして、外径80cmのガラスリングを使用して、検査対象部品が下流のカメラ制御ステーションに運ばれます。

      iNSPEC 50は、部品がガラスの上に置かれる時間と、同期ベルト駆動方式のステッピングモーターの回転速度とを正確に同期させることで、シーリングリングを正確な位置に配置します。部品が移動している間、ステッピングモーターの位置によって、各シーリングリングの位置が正確に認識されています。すなわち、カメラにトリガを掛けるタイミングを高い精度で定めます。検査されなかった部品は、不適合品の可能性があるため、iNSPEC 50によってすべて不合格判定となります。

      1番目のカメラ制御ステーションでは、テレセントリックレンズを用いたカメラでシーリングリングの幾何学寸法を測定します。部品は、下方から照明をあてられ、コントラストがつけられます。テレセントリックレンズは、歪みを除去するために採用されています。ここでは、外径と内径の両方が測定されます。

      完璧な照明による画像
      2番目の下流側カメラ制御ステーションでは、シーリングリングの表面と外側面の表面検査が実行されます。ここでは、「横からの暗視野照明」、「カメラ用に中央に開口部があるドーム照明」、「部品中央の開口部に向けられる同軸照明」の3段階の照明によって、最適なコントラストを得ています。

      VisionProの長所である、強力なツールライブラリを備えたインテリジェントなビジョンソフトウェアは、照明を切り替えた条件で活躍しています。VisionProにより、画像データがきわめて高速に処理されるからです。このビジョンソフトウェアは、適合部品と不合格品を区別する際に重要となる、部品の重要な特徴にのみ注目するよう設計されています。VisionProでは、重要でない外観上のばらつきは無視されます。このため、画像データの前処理に労力と時間をかける必要はありません。その結果、新しい部品への段取り替えやアプリケーション開発が迅速に実行できるようになります。

      3番目の最終カメラ制御ステーションでは、iNSPEC 50がシーリングリングの下側から検査します。2つ目の制御ステーションと同様に、暗視野照明、ドーム照明、同軸照明がサポートされる工業用カメラを使用して検査されます。

      最終検査が完了すると、iNSPEC 50は欠陥のないシーリングリングを10個の部品容器に順番に入れます。それぞれの部品容器には2,000個の部品が収められます。検査プロセスの最後でガラスリング上に残った部品はすべて、不合格品として除去されます。

      iNSPEC50には、薄い色のついたプラスチック製の垂直昇降フードが装備されており、保守と使い易さの点で非常に実用的であり、またスペースの節約にもなっています。iTECH Engineering 社のiNSPEC 50とコグネックスのVisionProの組み合わせは、最高の品質とスピーディーな納品を保証する優れた信頼性を実現し、製造コストの低減にも有効です。経済状況が厳しい昨今、必須のソリューションといえます。

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