1月 29, 2013
コグネックス、高性能OCR(光学式文字認識)ツール「OCRMax」にオートチューニング機能搭載
~複雑な設定を簡素化し、ツール設定時間を大幅に短縮、 最適なパラメータを自動設定し、最高の読み取り率を実現~
コグネックス株式会社(本社 東京都文京区、代表取締役社長 井上 誠)は、本日、光学式文字認識 (OCR)および検証 (OCV)アプリケーション用の高性能ツールOCRMax™ に、OCRアプリケーションツールでは初のオートチューニング機能(特許出願中)を搭載したことを発表しました。この最新のオートチューニング機能を使用すれば、複雑な OCR アプリケーションの設定をカンタンに行うことができます。ボタンを押すだけで、最適なパラメータを瞬時に自動設定し、最高の読み取り率を実現します。
高性能ツールOCRMaxは、製品とラベルが正しく一致しているかの検証、コードの印字可読性の確認や文字とバーコードまたは二次元コードとの照合アプリケーション等に最適です。強力な文字切り出し能力(セグメンテーション機能)を搭載しており、これまで困難であった様々な種類のフォント登録作業をカンタンに行うことができます。この新機能のオートチューニング搭載と業界最高読み取り率を誇るOCRMaxにより、あらゆる業界で最強のソリューションを提供します。
OCRMaxの主な特長
- 今までのツールと何が違うの?
OCRMax は、99% 以上の高い読み取り率で文字を認識する超高性能OCRツールです。
あらゆる悪条件を克服し、従来の業界基準レベル93~95%の読み取り率を 99% 以上にまで引き上げました。(読み取り率は弊社テスト基準による) - カンタン・シンプルなセットアップで優れた読み取り率
新たに搭載された、優れたオートチューニング機能により、ボタンをクリックするだけで、最適なパラメータを瞬時に自動設定することができます。ユーザは複雑で煩わしいパラメータ設定をすることなく、カンタンに最高の読み取り率を実現できます。本機能は、次期In-Sight® エクスプローラおよびVisionPro® ソフトウェアで利用可能です。 - あらゆる状態・フォント・長さの文字にも対応可能
他のOCR ツールのテクノロジーでは難しかった文字認識や検証にも対応可能です。利用できるフォントに制限はなく文字のばらつき、文字のゆがみ、プロポーショナル・フォント、様々な長さの文字列等の文字認識および読み取りを必要とする用途で、これまでにない最高の性能を発揮します。 - 最高の文字セグメンテーション
非常に優れた文字セグメンテーション機能により、常に最高の読み取り率を達成することができます。セグメンテーション機能とは、各文字列を読み取るために、読み取り領域内にある複数の画像特徴をひとつひとつの文字として認識できるように背景と文字を区切る機能です。OCRMaxは、この機能を大幅に強化し、傾斜した、変形した、文字間が隣接しすぎている、または開きすぎている文字でも認識することができます。また、文字の背景の不均一な表面や異なる明るさにも順応できます。 - 簡単なフォント登録と管理
OCRMaxには、フォントトレーニング(フォント登録)を簡単にする、いくつかの新機能が搭載されています。直感的なインタフェースは誰でも容易に操作可能です。同じフォントを複数のコグネックスシステムで共有することもでき、フォント管理を合理化・簡素化することができます。
コグネックスの画像処理システムIn-Sight または 画像処理ソフトウェアVisionPro 向け ツール「OCRMax」 および新機能「オートチューニング」についての詳細は、www.cognex.co.jp/OCR を参照ください。