5月 29, 2012
コグネックス、 高性能バーコードリーダDataMan® 300に 自動フォーカス機能を追加
~ボタン一つで簡単・瞬時にフォーカス調整が可能に~
コグネックス株式会社(本社 東京都文京区、代表取締役 島 清史)は、本日、同社の固定式バーコードリーダ DataMan 300 シリーズ向けに、リキッドレンズを追加したと発表しました。この新しいアクセサリを使うと、DataMan 300 バーコードリーダを、固定フォーカスから自動フォーカスに簡単にアップグレードできます。リキッドレンズテクノロジを採用した可変可能な自動フォーカス機能は、高さが上下する対象物で広い被写界深度が必要な用途や、製品の切り替え後に再度フォーカスの調整が必要となる場合などに最適です。 また、フォーカスの位置を複数設定すれば、レンズの焦点を複数の決まった位置に動かすことが可能で、高さの異なる対象物の段取り替えに便利です。
DataMan 300 バーコードリーダは、最適なコード読み取り条件がカンタンに設定できるインテリジェントチューニング機能を搭載しており、ユーザーはボタンを1回押すだけで、内蔵照明とオートフォーカス光学装置の最適な設定を瞬時に自動で行うことができます。このチューニング処理によって、どんな状態のバーコード・二次元コード ・ダイレクトパーツマーキング(DPM)コードにおいても、最高の読み取り率を実現することができます。さらに、リキッドレンズは、ソフトウェアまたはシリアルコマンドで設定や調整をすることが可能です。
また、リキッドレンズに焦点調節可能範囲をフルスキャンさせることが可能なため、広い距離範囲でコードを検知して読み取ることが要求される“表示の読み取り、荷物のスキャニング、小包の仕分け等” の用途にも最適です。
DataMan 300 バーコードリーダ シリーズは、用途に併せて選択いただける2 種類のモデルをご用意しています。
◆DataMan 300 : 48万画素の標準モデル (800×600 ピクセル)
◆DataMan 302 : 130万画素の高解像度モデル (1280×1024 ピクセル)
高解像度モデルのDataMan 302 は、自動車や太陽電池、液晶、基板などのエレクトロニクス業界のアプリケーションで頻繁に使用されるような、非常に小さな DPM コード読み取りに適しています。また、広い視野で読み取り解像度が維持できるので、コードの位置が移動する場合などにも最適です。
コグネックスのバーコードリーダDataManシリーズには、独自開発の高度なコード読み取りアルゴリズムが搭載されています。バーコードの優れた読み取り率を生み出すアルゴリズム1DMax+™ には特許出願中の Hotbars™ テクノロジが使われており、この画期的なテクノロジにより、他社システムに比べ、より高速かつ正確にコードを検知し、抽出することが可能です。二次元コード読み取りに対応した2DMax+™ アルゴリズムは、静止・高速のラインにかかわらず、また、損傷してマーキングが不完全な二次元コードに対しても、優れた読み取り性能を発揮します。
固定式バーコードリーダDataMan 300 シリーズについての詳細は、www.cognex.co.jp/300 をご覧ください。