2月 03, 2011
コグネックス、In-Sightビジョンシステムの ディスプレイオプション拡張を発表
コグネックス株式会社(本社 東京都文京区、代表取締役社長 島 清史)は、本日、サードパーティ製オペレータインタフェースパネルでのIn-Sightビジョンシステムの制御やモニタ機能の提供を可能にした、VisionView®ソフトウェアの新バージョン1.4を発表しました。RockwellおよびSiemens製のWindows CEをベースにしたオペレータインタフェースパネルに、In-Sightの制御やモニタを可能にするVisionViewのグラフィカルユーザーインタフェースを提供することができます。これにより、既設のWindows CEパネルをビジョンシステムの制御やモニタにも利用することができ、装置にビジョンシステム導入のために新たなモニタを敷設する必要がなくなります。その他、フィルタ画像の表示、最後の不良画像の並列表示、VisionView VGAによるデジタル社製タッチパネルのサポート、および各種VisionViewソフトウェアのMicrosoft® 7 64ビットOSへの対応を実現しています。
<4つのハードウェアプラットフォーム>
VisionViewユーザーは、用途に合わせて、4つの異なるプラットフォームから選ぶことができるようになりました。
- VisionView CE ― 新しいVisionView CEソフトウェアのオプションは標準のVisionView機能を提供し、オペレータが既存のRockwellおよびSiemens CEパネルを使用してアプリケーションを表示することができるようにします。VisionView CEは、モニタの台数を減少させながら、より高度な性能とより大型の画面に対応する能力を提供します。
- VisionView PC ― VisionView PCソフトウェアは、VisionViewの標準機能すべてを装備し、さらに使い慣れたPCとモニタを使うことができる柔軟性を提供しています。
- VisionView VGA ― VisionView VGAを使うと、画像を表示する「コントロールルーム」を使ってディスプレイのサイズに制限されることなく画像と結果を表示することができます。VisionView VGAアダプタは、タッチスクリーンディスプレイを含む種々の解像度のVGAディスプレイに対応しています。
- VisionView 700 ― VisionView 700 は、工場のPCを使わずにビジョンツールのパラメータや対象エリアを調整することができるパスワード保護付きの安価で強力なオペレータインタフェースです。
<VisionView 1.4 の新機能>
- サードパーティ製CEパネル用ソフトウェアライセンス付与機能 ― Rockwell PanelViewPlusやSiemens MPシリーズCEパネル等のユーザーは、画像処理装置用モニタを新たに購入せず、既存パネルでVisionViewを使用できるので、モニタ台数を減らすことができます。
- Last Failed Image View ― 現在の画像と最後の不良画像を横に並べて表示します。エンドユーザーは、実行中画像と同一表示内の最後の不良画像を比較できます。
- Filtered Image View ― VisionViewパネル上のカメラのフィルタ画像を表示することができます。ユーザーは、実際にカメラ側で使用されたツール動作をフィルタ画像とともに見る事ができます。
- 新しいシリアルタッチスクリーンドライバ ― VisionView VGA(VVVGA)で種々のタッチスクリーンパネルに対応するためにインストールされています。現在VVVGAは、三菱のGOTパネルだけでなくAdvantech、Proface、ELO、および3M Microtouchパネルなど、多くのモデルに対応しています。
VisionView CEソフトウェアおよびVisionView 1.4 ソフトウェア製品はすぐにご利用いただけます。