4月 16, 2009
コグネックス、世界最小クラス 画像処理システム In-Sight Micro カラー対応の3モデル、登場
―カラー対応により、特に食品・医薬品・自動車・電子部品などの より広範な検査・識別を強力に支援―
コグネックス株式会社(本社 東京都文京区、代表取締役社長 井上 誠)は、本日、世界最小画像処理システムIn-Sight Microシリーズのカラーモデル3機種を発表いたしました。白黒の画像では困難であった各種検査・計測・識別が可能になり、昨年の発売以来好評を得ている世界最小の画像処理システムIn-Sight Microの製品ラインナップがますます強化され、より広範な画像処理ソリューションを提供することが可能になります。
■In-Sight Microとは?
2008年3月に発売開始以来、全世界の位置決め、文字認識、形状測定、欠陥検査など、あらゆる業界の製造および検査工程などで採用されています。In-Sight Microは、リモートヘッドカメラサイズのコンパクトなボディーにプロセッサも含めて画像処理機能のすべてを一体化した画像処理システムで、ロボット、生産ライン、製造機械など、非常に狭い場所への取り付けに適しています。小さな筐体(30x30x60mm)に、位置決め、欠陥検査などすべての画像処理アプリケーションに対応する高精度な画像処理ツールを搭載しており、高精度・高速画像処理を実現します。また制御機器との高い接続性も備えているため、簡単にPLCや表示器と接続でき、ライン設計時間の短縮や設置効率の向上を実現します。
■In-Sight Micro カラー対応モデルの特徴
In-Sight Micro Colorは世界最小パッケージをそのままに、フルカラー情報による最新のカラー画像処理を提供します。あらゆる業界におけるカラー処理に対応しますが、特に食品・医薬品・自動車・電子部品の分野などで、微細な色の違いの判別や、一度に複数の色を抽出したり、個体で色の変化の大きいワーク(検査対象物)の判別などを実現します。また照明により色が変化する湾曲面の色も正確に検出するため、これまで非常に困難とされていたカラーアプリケーションも簡単に検出します。さらに22個のフィルタも追加されたため、カラーツールとフィルタの組み合わせで、より複雑な色の抽出にも対応します。
■In-Sight Micro 新しいカラーモデル
広範なニーズにお応えするため、性能、解像度、コスト別にラインナップしました。
- エントリレベルIn-Sight Micro 1100C:標準解像度(640×480)を備えた、高機能カラービジョンシステムを低価格で実現するモデルです。
- 高性能モデルIn-Sight Micro 1400C:プロセッサの性能が2倍に向上しており、要求がより厳しいアプリケーションにも対応できます。
- 高解像度モデルIn-Sight Micro 1403C:2メガピクセル(解像度:1600×1200)のシステムで、微細な色特徴をより広い視野で検査することができます。
■セットアップツールもバージョンアップ
In-Sight Microとともに画像処理アプリケーションを構築するツール、In-Sight Explorerソフトウェアの新バージョン4.3もリリースいたしました。バージョン4.3では、業界最高レベルの画像処理ツールライブラリに、新しい2つの強力なカラーツールが加わりました。
- Color Matchツール:24ビットのフルカラー処理による色判別を高速に行います。フルカラー処理ですから微細な色の違いも正しく判別することができます。
- Color Extractツール:複数の色を複雑に含むワークを一つの「もの」としてとらえ、「もの」の判別を行うことができます。また照明変化や個体変化に富んだワークの判別などにも応用可能で、先進的なカラー分析を行うことができるようになります。
■通信機能もさらに使いやすく拡張
In-Sight Micro画像処理システムで利用できる通信プロトコルに、2つの通信プロトコル、CC-LinkとMCプロトコルが加わりました。この2つの通信プロトコルは、主に三菱電機のシーケンサで使用されています。
■発売開始時期 およびプロモーション
新製品のIn-Sight Microカラーモデルは、本プレスリリースをもって発売を開始いたします。製品の詳細および体験版ソフトウェアのダウンロードについては、www.cognex.co.jp を参照してください。
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