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開発期間の短縮とライフサイクルコスト削減に役立つ画像処理ライブラリVision Pro

ASYS boards on conveyor

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VisionPro software in use example

VisionPro マシンビジョンソフトウェア

読み取りが難しい二次元および三次元画像処理アプリケーションを素早くセットアップして実装できるようユーザーをサポートします。

製品に直接デジタルデータが印刷されている場合は、それを用いて大量生産の環境下でも、部品に関する完全なトレーサビリティーを実現することが可能です。さらに印刷にレーザマーキングテクノロジを導入すると、このプロセスでエラー発生率を極めて低くすることができます。
最近の画像処理システムで用いられている非常に優れたコード読み取りと追跡機能は、印刷することと同様に、バーコードやデータマトリックス、およびロゴ、製品名、企業名などのブランド関連の情報を高い信頼性で取り込むために、全ての製造工程で重要になっています。ただし、このトレーサビリティーを簡単化するために導入されるコードリーダなどのハードウェアの性能と柔軟性は、その中で使用される画像処理ソフトウェアの品質と機能に大きく左右されます。
ドイツのドルンシュタットに拠点を置く、レーザマーキングテクノロジ分野の先駆的な企業の1つであるASYS Automatisierungssysteme社は、部品の完全なトレーサビリティーを実現するために、同社のINSIGNUM 2000レーザマーキングシステムにコグネックスのVisionPro®ビジョンソフトウェアを組み込んでいます。

将来のためのテクノロジ

ASYSグループは、ASYS Automatisierungssysteme社、EKRA Automatisierungssysteme社、ASYS Solar社を含む8つの企業から構成されるグループです。ASYS Automatisierungssysteme社は、ドルンシュタットにおいて、搬送、マーキング、素材切断システム、およびアセンブリと特殊システムの開発および製造を行っています。先端技術を保有する同社は、1992年の創立以来急速に発展を遂げ、現在従業員は800人を超えています。この企業家精神にあふれた企業が成功するきっかけになったのは、さまざまな革新的ソリューションを開発したことであり、現在では世界のテクノロジ市場で指導的な役割を果たしています。最近発表した、プリント基板処理用レーザマーキングシステムであるINSIGNUMシリーズは、コグネックスのVisionProビジョンソフトウェアなどの最新の画像処理機能を使用して、新しい標準を構築できるシステムになっています。「世界中の競争相手より優位な立場に立つためには、お客様の将来を見通す必要があるのです。」と述べているのは、ASYS社のマーキングシステムのプロダクトマネージャであるSwen Nothjunge氏です。「つまり、常に最新で最も強力なテクノロジを利用して、お客様に最大限の性能を提供するということです。」

偏向ミラーを使用して高速度を実現

ASYS社は、まずINSIGNUM 2000レーザマーキングシリーズの高速モデルにVisionProを組み込みました。この装置は、固定式レーザを使用して全マーキング領域にマーキングを行い、カメラとミラーの偏向を利用してデータマトリックスを読み取ります。INSIGNUM 2000レーザシステムは、15秒未満で最大20個のコードを読み取り、その間に搬送とチェック作業も行います。レーザおよび読み取りユニットは、輸送システム上部の決まった位置に固定されており、マーキングされるプリント基板は迅速かつ正確に所定の位置に移動されます。システムで重要になる部品は偏向ユニットで、ここではカメラがレーザの光路に一対で結合されています。このため、システムの軸を機械的に駆動しなくても、350×350mmのマーキング領域を処理することができます。両側にマーキングする場合は、必要に応じて回転ステーションが組み込まれます。さらに高速な処理が必要な場合は、別のレーザを設置して、下側から回路基板にマーキングすることができます。

目に見えないところでも能力を発揮

INSIGNUM 2000は、レーザテクノロジとVisionProソフトウェアを組み合わせることによって、従来のスキャナ技術と比較して十分に優れたメリットを提供しています。「最新のビジョンシステムは、完全なトレーサビリティーを実現するためにコードと文字を読み取るだけではありません。」Swen Nothjunge氏はこう説明しています。「弊社のシステムでは、レジストレーションマークを認識して、そのレイアウトからプリント基板を識別することもできます。」 総合的なVisionProツールライブラリは、このようにASYSグループの開発者に対して、常に可能な限り最新で柔軟性のあるアプリケーションを提供し続けています。
ビジョンソフトウェアを選択する際、ASYSグループの開発者が要求した条件の1つは、ASYS社のソフトウェア「ASYMARK」と簡単に確実に統合できるということでした。VisionProには、ビジョンソフトウェアを内部の自動化ソフトウェアと問題なく統合するのに必要なツールが備えられていました。ユーザは、作業する際に1つのユーザインタフェースを使用するだけで済みます。ほかのメーカーのシステムの場合は、さまざまな検査と作業手順を実施するために、複数のアプリケーションを開いて操作する必要があります。しかし、VisionProは簡単に統合できるため、INSIGNUMシリーズシステムでは他社のような複雑なプロセスが必要ありませんでした。「VisionProツールを使用すると、弊社のレーザマーキングシステムを操作するのも簡単になります。」Swen Nothjunge氏はこう述べています。「お客様は、スキャナ、レーザ、プリンタ用に個別のソフトウェアを用意する必要がないばかりか、1つのユーザインタフェースで3種類の装置をすべて操作することができるのです。」

インテリジェントなツールがもたらすメリット

VisionProは、多様なツールを備えており、それらを極めて簡単に統合できるため、最近のビジョンシステムの中でもトップの位置を占めています。例えば、個別のツール間で、値、結果、画像をドラッグアンドドロップ操作で即座に転送することができます。また、さまざまな設定値によって、インテリジェントなソフトウェアを構築するときに動的な位置決めが簡単にできます。必要に応じて、ユーザ自身が再利用可能なツールセットを定義し、開発期間を短縮することもできます。VisionProには、重要ではない外観の変化は無視して、製品受け入れの合否に関係する重要な特性を集中的に検査するインテリジェントな機能も備えられています。このツールでは画像処理部の作成の必要がないため、アプリケーションの開発期間が短縮され、企業のライフサイクルコストも削減されます。
革新的なビジョンソフトウェアが備えられているINSIGNUM 2000は、NPI Award 2011を受賞しました。その結果、INSIGNUMシリーズ以外のシステムでも、VisionProソフトウェアおよびASYSレーザマーキングテクノロジを活用することを検討中です。 

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